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子供の頃、『ファイナルファンタジー』シリーズを遊んでいると、本編中で1回しか入手するチャンスのないアイテムをコンプするために、それこそ血眼になってプレイしていた。
『IV』や『V』では一部の召喚獣はアイテムとして手に入るので、変なタイミングで使わないように注意していたし、『VII』では反射ミラーとか高級腕時計とかのマイナーアイテムもしっかり集めては、文字だけのその存在をリストで目にしてほくそ笑んでいた。
そういう子供なので、ボス戦になっても消費アイテムをなかなか使う気になれなかった。よく言う「ラストエリクサー病」というものに、若き日の僕は苛まれていたのである。
ラストエリクサーはパーティメンバー全員のHPとMPを全回復する夢のようなアイテム。それだけにそうそう手に入るものではないから、使用を躊躇していたゲーマーは随分いたらしい。ラストエリクサー病になると、いちいちアイテムを使うのがもったいなくなる。下位にあたるエリクサーすら、ろくすっぽ使わずにクリアしてしまったりなんかしてね。
しかし、ラストエリクサーがいくら貴重品でも、使ってこその回復アイテム。いざというときのために秘匿しておきたい気持ちも分かるけれど、しょせんゲームの中の世界のことなので、気にせずガンガン使うほうが正解なのだ。僕自身もいつの間にか、ゲーム中で一度しか手に入らないユニークアイテムであっても、気にせ
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