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7.4 新規の委託先との取引開始時の注意点

起業ニュース総合
 新規の委託先との取引開始時には、お互いの業務のやり方/スタイルに対する認識がありませんので、既存の委託先との間の取引よりも注意すべき点が増えます。 7.3で記載した委託範囲について詳細まで規定することが基本となりますが、永年さまざまな案件でいっしょに業務をしてきた委託先であれば、委託範囲の詳細についてお互いがすでに認識しているのですが、新規の取引先の場合には、明示的に委託範囲の詳細まで認識を合わせる必要があります。よくあるのは、委託範囲や成果物などを規定しないといけないという認識はもちろんもっていて、それなりには規定するものの、漏れなく緻密に規定できてないというものです。システム設計/開発を委託するといっても、案件の種類/内容によっても、委託範囲は変化しますので、委託範囲や成果物として規定する内容にも変化があり得ます。既存の取引先との間にも案件ごとに委託範囲や成果物の認識合わせは行う必要がありますが、特に新規の取引の場合には、ゼロから委託範囲や成果物の認識合わせを行うことになりますので、どのような場合には自社でどこまで担当して、どこからを委託範囲とするか、成果物などのドキュメントの内容をどのようなものにするのか、明確に意識して規定することは重要です。  また、新規の取引先の場合に注意すべきもうひとつのポイントは、業務委託時 (見積もり時/受注時) の「委託内容」の説明の仕方です。

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