無視されていたものに、無比の価値を
「オリジナリティ」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第28回は、人の声をフォント化する、という奇想天外なビジネスを大学在学中に立ち上げたというCoeFontという会社を取り上げます。声に価値を与えるとは一体どういうことなのか?早川社長に伺ってみた。
早川尚吾氏:CoeFont代表取締役CEO。2001年東京生まれ。幼少期はイギリスで育つ。高校時代に情報科学、特に、機械学習をスタンフォード大学の講義などで学ぶと同時に、個人事業主として働き始める。株式会社アースホールディングスと提携し、「AI Stylist(エーアイ・スタイリスト)」を企画・開発。2019年、「アプリ甲子園」で、第3位に入賞。2020年、株式会社CoeFontを創業。現在は東京工業大学情報工学系に在学中。孫正義育英財団生。
奇想天外、とはこのことだ。人の声に価値がある、なんてことには普通の人は気づかない。でも、考えてみればもっともなことだ。文字が発明される前は、人は声でコミュニケーションを取っていたのだ。声は個性。声は価値。
広告クリエイターの立場からしても、音声はとても大事だ。このナレーションを誰に頼んだらいいのだろう?そこにはどんな映像をあてて、どのように編集すればいいのだろう?といったような。
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