1701 『原価計算(六訂版)』
◇1701 『原価計算(六訂版)』 >岡本清/国元書房原価計算の体系がよく分からずに戸惑っていたというのは先日エントリーした通り。不思議なもので、この疑問が解決しただけで、原価計算の全体像がすっと頭に入ってくるようになった。学問における体系がいかに大切かということを今更ながら思い知らされた。これは実務の世界でも言えることであろう。しっかりと体系化されたマニュアルがある会社は強いと思うのだ。マニュアルがきちんとし過ぎていると、それに縛られて自由な発想ができない、という人が出てきそうだがそれは違う。マニュアルを踏み台にしてそこから自由に考える方が、早いのだ。混沌とした実務体系からは混乱しか生まれないと思う。さて、本書は約1000ページの大著。分厚い本というのはとっつきにくいが、分厚い分だけ詳しく書かれているということであり、難しい内容もかみ砕いて説明されているため、読み進めるのに難しさは感じない。ただただ、時間をかけて愚直に読み進めればよいだけ。1日20~30ページずつ、長期戦で取り組もうかとも考えたのだが、むしろ一気呵成に読み切った方がよいだろうと考え、1週間で読了。さすがに疲れたが心地よい疲労感。本書を、要約してブログにまとめるには無理があるので、とにかく気になったところをどんどん抜粋しておく。ちょっと乱暴だけど、備忘録として。・原価計算は原価だけを計算するわけではない。・企業活動
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