行政機関がデータを利用しやすい形にして公開し、利用者のさまざまな分析を促す「オープンデータ化」の取り組みは、すでに広がっています。本書はそうしたデータの紹介が中心ですが、全体を読むと「公開されたデータだけでも分かることは結構ある」ということが非常に良く理解できます。 著者はジャーナリストです。その仕事は、世の中が知りたいことを他に先んじて伝える「スクープ」を探すことにあると思います。しかし、それは以前のように特定の人物との関係を深めて情報を引き出すとか、何らかの現場に潜入して実態を世に知らしめる、という手法だけでなく、実は公開されているデータを駆使しても分かることは多い、と著者は考えているでしょうし、実際そうした報道の紹介も豊富に盛り込まれています。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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