従業員一人一人が「自分にできること」を選び、アクションを起こす~パナソニックグループの企業市民活動
SDGsの達成やサステナブルな社会の実現に向けた、企業のインターナルコミュニケーションや社内活動の成功事例を紹介する、本連載。第4回は、パナソニックグループの取り組みを紹介します。
総合エレクトロニクスメーカーとして、家電、情報通信機器をはじめとする幅広い製品やサービスを提供するパナソニックグループは、事業活動とともに企業市民活動にも力を入れています。
24万人を超える多様な従業員に、企業市民活動を理解してアクションを起こしてもらうために、どのようなインターナルコミュニケーションを行っているのか。「サステナブル・シーフード」や「みんなで“AKARI”アクション」の取り組みを中心に、CSR・企業市民活動担当室長の福田里香さんにお聞きしました。
福田里香氏:2014年、CSR・企業市民活動担当室長に就任。重点テーマとして貧困の解消、環境、人材育成(学び支援)を軸に各種活動に取り組んでいる。
事業活動と企業市民活動の両輪で取り組む
──まずは、パナソニックグループが企業市民活動に取り組む理由や背景について教えてください。
福田:当社はもともと、1918年に創業者・松下幸之助が家族3人で始めたベンチャー企業でした。現在、従業員数は24万人を超え、その半数以上が海外の従業員というグローバルで規模の大きな企
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