世界恐慌をきっかけにアメリカで制定された銀行法(1933年)、連邦証券法(1933年)、証券取引所法(1934年)といった法律は、コンサルティング業界を大きく転換させるきっかけになりました。20世紀初頭から財務調査や会計システムといったコンサルティングサービスを提供してきた銀行や会計事務所は、これらの法律によりコンサルティング・サービスの提供を禁止され、その空席をマッキンゼー社を始めとするコンサルティング専門会社が奪い合うという構図になっていきました。これが1930年代のコンサルティング業界の一面と言うことができます。一方歴史的には会計事務所が後年再びコンサルティングに参入をする訳ですが、それは第二次世界大戦の終わりとビジネスコンピューター時代の幕開けを待つ必要がありました。プライス・ウォーターハウス(後のPwC)やアーサー・アンダーセン(後のアクセンチュア)等の会計事務所は、1930年代のこの時代、むしろ会計士としての仕事が法律によって制度化され確立されたことで、会社の規模拡大を進めることができたと言えるでしょう。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
コメント