ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

1717 『組織設計概論』

◇1717 『組織設計概論-戦略的組織制度の理論と実際』 >波頭亮/産業能率大学出版部『戦略策定概論』の続編ともいえる本書。波頭氏曰く、1980年代から90年代前半にかけては、戦略論が活発に議論される時代であった。しかしながら、差別化戦略などをさまざまな企業が自社に取り入れることで、皮肉なことに結局はどの企業も横並び、という事象が起こってしまう。結局、「何をなすべきか」という戦略論のみでは片輪にすぎず、「いかに実行するか」すなわち「いかに組織を動かすか」も重要であり、戦略論と組織論の両輪がそろってはじめて、戦略が実行に移されるということが分かってきたのだ。このような潮流を受け、「組織論」が議論されるようになったのが1990年代後半である。本書はその潮流をいち早く捉え、組織の在り方について述べたものである。マッキンゼーの7Sのような組織設計に関するコンセプトに始まり、機能部制組織、事業部制組織、マトリックス組織といった組織骨格のパターン、組織設計の具体的なプロセスなど、組織に関する論点がほぼ網羅されていると言ってよいのではなかろうか。この網羅感が波頭さんの著書の一番のポイントである。これさえ読めば大丈夫という安心感が得られるからだ。ちなみに、マッキンゼーの7Sについては、紹介しながらも、波頭さん自身は3SつまりStructure(組織図として表される組織ユニットとその連関の体系)、S

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました