不正アクセスによるEC停止の影響は、売上20億円、粗利10億円の逸失
アダストリアは、第三者からのサーバへの不正アクセスで物流システムとECサイト「ドットエスティ(.st)」を2023年1月18日~26日まで停止した影響で、売上高約20億円、粗利約10億円を逸失したと公表した。
社内業務システムのサーバに対して外部の第三者からの不正アクセスを検知し、被害拡大を防ぐためにネットワークから遮断。社内業務システムを停止した。これにより、物流システム、自社EC「ドットエスティ」も一時休止した。
休止期間は8日間。物流システム停止による店舗在庫不足、自社ECサイトの停止で売上高約20億円、粗利約10億円を逸失したとしている。
システム停止の経緯と影響について(画像はIR資料からキャプチャ)
ECサイトの運営再開後、お詫びとしてユーザーへクーポンを配布。問い合わせや個別通知などの対応コスト、余剰在庫の評価減などにより営業利益面では約14億円の逸失につながったと推計している。
アダストリアによると、不正アクセスの判明時から3月末まで、顧客情報の流出は確認されていないという。流出した可能性のある情報にクレジットカード情報などの決済情報、マイナンバー情報は含まれていない。
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