【こども新聞】3月28日 全ての業界や職種で賃上げをすることの功罪
物価高に伴い大企業を中心に給料のベースが上がっている。三菱UFJ銀行は初任給を5万上げ、それ以前に入社してした若手の年収もそれに合わせて上げる。物価上昇に対して賃金の上昇が追いつかないということは、生活の質が下がることや幸福度が下がることを意味する。そのため国や企業が中心となり物価高の対策をすることは良いことだ。 しかし、だ。日本は長年デフレを経験しておりあまり実感が湧かないことがある。それは他の先進国と比べて全体的にかなり賃金が低いということだ。この賃金が一律で低いことが「失われた30年」と言われる低経済成長と大きく関係があると考える。その理由は、成長が期待される業界や職種に優秀な人材を送り込む構造ができていないからだ。もし賃金に大きな差があるのならば、優秀な人材は間違いなくそちらの方に移るだろうし、有望な市場に身を置こうと独学等を通じてレベルアップする流れができるだろう。この構造を作り上げていくことが日本国内での新陳代謝に繋がり、経済成長への刺激になる。そう言った意味で、様々な企業が足並みを揃えて賃上げしていることにはどうも歓迎できない。### 参考**三菱UFJ銀、初任給5万円上げ:日本経済新聞**[https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69634640X20C23A3EE9000/](https://www.nikkei.com/art
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