テレビCMでも、カーボンニュートラルを
いま、さまざまな企業や組織が、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、TBSテレビ、booost technologies、電通の3社が共同開発した「グリーンCM」。カーボンニュートラルを実現するテレビCMへの出稿は、広告主のカーボンニュートラル推進の意思表明にもなる。そんな本サービスの背景について、3社のプロジェクトメンバーに聞きました。
テレビCM1本の放送で、イギリス―アメリカ8往復分の温室効果ガスを排出
──はじめに、テレビCMなどの広告宣伝活動において、なぜカーボンニュートラルへの対応が求められているのでしょうか。電通といっしょにグリーンCMのスキームを開発したbooost technologiesの青井代表に伺います。
青井:昨今、カーボンニュートラルの実現に向けて、企業が自社の温室効果ガス排出量を開示する動きが加速しています。日本では、プライム市場上場企業に対して「気候関連財務情報開示タスクフォース」(TCFD)の提言に基づく気候変動リスクの情報開示が、実質的に義務付けられています。
booost technologiesでは、企業活動において、どのくらい温室効果ガスを排出しているのかを計測・可視化したり、削減目標設定とそれに対する実績を管理したり、外部組織に提出する報告リポートを作成したりで
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