アバントグループ森川社長に聞く、企業の変革のために経営者が考えること
あらゆるバイアスを壊し、自らアーキテクト(全体設計者)として社内の事業変革を遂行しているトップエグゼクティブの方々に話を聞きながら、その神髄に迫る本連載。
今回のゲストは、株式会社アバントグループの代表取締役社長 グループCEO・森川徹治氏です。
アバントグループは、連結会計のソフトウエア開発に加え、グループ経営支援、決算アウトソーシング、DX・データ活用支援などのビジネス事業を展開。連結会計システム「DivaSystem LCA」は、1,100社以上への導入実績があります。
「企業価値の向上に役立つソフトウエア会社になる」というマテリアリティの実現に向けて、2022年10月にグループ再編を実施。組織の先頭に立って変革を進める森川氏に、変革のパートナーとして伴走する電通の小山雅史氏と福井秀明氏がインタビューしました。
アバントグループ代表取締役社長 グループCEO・森川徹治氏(右)と電通の福井秀明氏(中)、小山雅史氏(左)
企業価値の向上に役立つソフトウエア会社になる
小山:2022年10月にグループ再編を行い、アバントグループが誕生しました。まず、再編に至った経緯をお話しいただけますか?
森川:当社は1997年に連結会計ソフトウエアの開発・販売を行う会社としてスタートしました。当時は、「会計ビッグバン」と呼ばれる会計制
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