>欧州金利が上昇・ドイツの2年物国債利回りは一時3.3%台後半に上昇(債券価格は下落)。2年物利回りではフランスが14年ぶり、イタリアも10年ぶりの高水準・ドイツの10年債利回りも2.7%前後と12年ぶりの高さ・根底にはインフレへの警戒感2月のユーロ圏消費者物価指数は前年同月比8.5%上昇ECBはインフレ圧力を抑えるため、22年7月にマイナス金利政策を解除してから政策金利の引き上げを続ける。・利上げに加えて、インフレ抑制効果が期待されるのがQT。従来、量的緩和策として買い込んできた欧州各国の国債が償還を迎えると同額を新たに購入してきた。QTは償還分の新規購入をやめて、残高を減らしていくことで市場に供給されるマネーが減り、金融環境を引き締める。国債の買い手が減って市場に出回る量が増えるため、債券価格に下落圧力(利回りに上昇圧力)がかかりやすい。・ただ、急ピッチなQTは副作用も大きい。イタリアやギリシャなど南欧諸国はドイツやフランスと比べ財政状態が悪い国ではECBによる国債購入が南欧諸国の債券や株式市場の安定につながっている面がある。この支えが無くなれば、投資家の懸念は高まりかねない。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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