管理者の持つべき技術(8)
コメント欄で、企業における、戦略、戦術、作戦、兵站の話が出て、 以前から、思っていたことをきちんと記事にしようと思います。 とても大事で、簡単な事なのに、なぜか間違って、 説明されていることが多いモノが「戦略」です。 「戦略」を企業に当てはめると、「企業理念」になると思います。 戦争における「戦略」は、戦争毎に変わっても構いませんが、 「企業理念」は経営者が変わるか、世界の趨勢が変わり、 実態に合わなくなった場合ぐらいしか、変える必要もなく、 また、変えるモノではありません。 言葉のあいまいさにより、戦略(strategy)を企業理念ではなく目的ととらえることが多い様に思います。多分、戦略の英語訳から、ISOなどの解釈と相まって、実際の内容は「目的」や「目標」なのに、それを「戦略」と勘違いしている場合があります。戦略とは、不確実な条件下で、1つ以上の目標を達成するための高度な計画のことです。そして、「目的」は企業の場合、「利益を出す」以外にありません。その利益の数値化する計画は「戦略」になります。企業で言うと、長期目標計画とか、年度目標計画になり、その計画を達成するために、リソースをどうするのか、人員をどうするのか、販路をどうするのかなどの「小目的」毎の具体的な数値化した「作戦」計画を定めます。具体的な数値化された「作戦」計画を満足するために、多種多様の「戦術」、たとえば、
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