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230225 日経 ヴェリタス (コモディティーウオッチ) トウモロコシ輸出の主役が交代 資源・食糧問題研究所代表 柴田明夫氏

ロシアのウクライナ侵攻から1年。戦争は泥沼化し終結の糸口が見えない。年明けのシカゴ穀物相場は侵攻直後のピークは越えたものの、コロナ前の水準には戻らない。2022/23年度(22年後半~23年前半)の世界小麦生産量が7億8380万トンと過去最高を予測。ロシアは生産量が前年度比22.4%増の9200万トン、輸出量も31.8%増の4350万トンといずれも過去最高になるとみる。一方、世界のトウモロコシ生産量は11億5136万トンと5.3%減。ブラジルが1億2500万トン(7.8%増)、ウクライナも2700万トンと昨年6月の見通し(1950万トン)から大幅改善を見込む。これに対し、米国、アルゼンチンの生産量は干ばつの影響で、それぞれ8.9%減、5.1%減るもようだ。この結果、トウモロコシの輸出量でブラジルが57%増の5100万トンと米国を抜き、世界最大の輸出国になるとみている。米国は世界最大のトウモロコシ生産国には変わりないが、生産量の44%が産業用に振り向けられ、輸出余力が減っている。今後のトウモロコシ輸出市場がブラジル、アルゼンチン、ウクライナに依存し、より不安定化することを意味する。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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