インドは、世界の石油市場においてますます重要なプレーヤーとなりつつある。安価なロシアの石油を大量に購入し、ヨーロッパやアメリカ向けの燃料に精製しているのだ。モスクワのエネルギー収入を減らしつつ、石油供給ショックを防ぐという西側諸国の二重の目標を達成することができ、国民の反発もほとんどない。欧州が対ロ制裁を強化する中、インドの石油市場における役割は拡大し、ウクライナ紛争で塗り替えられた地図の中心的なプレーヤーになると予想される。EUが最近行ったロシアの石油輸出に対する制裁は、市場でのディーゼル油の不足を招き、特に欧州の消費者がその不足を埋めるためにアジアに目を向けるようになるであろう。これにより、原油需要の約85%を輸入しているインドにとって、安価なロシアの石油はさらに魅力的に映るだろう。インドの製油所(国営の処理業者を含む)は昨年、国際価格の上昇に乗じて輸出を急増させ、同国は精製品の純輸出国になったが、その多くは欧米に輸出されている。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
オイル・ロンダリング
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