日本のB2B企業成長の鍵は「企業ブランディング×事業戦略」にある!
B2Bビジネスにおける「企業ブランディング」が重要性を増しています。
B2Bビジネスは、B2Cビジネスと比べて、ブランディングが重視されてきませんでした。購買意思決定においては「機能的価値」が重視され、「情緒的価値」は重視されてこなかったのです。
ここでいう機能的価値、情緒的価値とは以下のようなものです。
「機能的価値」=製品・サービスの機能、性能
「情緒的価値」=サービスの裏にあるストーリーから生じる興奮・感動、企業への親近感・安心感
しかし、VUCA(先行きが見通せず、予測が困難)の時代となり、ビジネス環境は変わりました。これからは、購買意思決定に関わる全てのステークホルダーに「情緒的価値」を伝えて共感を得る、「企業ブランディング」が不可欠です。なおかつ、企業ブランディングは必ず事業戦略と結びつけて会社全体で取り組んでいかなければ、事業成長につながりません。
本稿では、多くのB2B企業のビジネスに社内(事業会社)と社外(コンサルティング)の両面から関わってきた電通コンサルティングの田中寛が、企業ブランディングにおける重要な2つの指針を解説します。
<目次>
▼「情緒的価値」は日本のB2Bビジネスにとって遠い存在だった
▼企業ブランディングがB2Bビジネスの成長に繋がる素地が整ってきた
▼企業組織一体でブ
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