2023年(令和5年)以降に提出する「2022年分の確定申告書」について、変更箇所をわかりやすくまとめます。今回の確定申告から、申告書AとBの区別が廃止されています。
確定申告書類の変更点
確定申告書の統廃合により、申告書の種類が下記の通り整理されました。2022年分(令和4年分)以降、「申告書A 第一表・第二表」と「第五表」は廃止されます。
新しい「申告書 第一表・第二表」は、従来の「申告書B」がベースとなっています。「第三表」と「第四表」については、大きな変更点はありません。
一般的な個人事業・副業であれば「第三表・第四表」はそもそも提出不要である場合も多いです。よって、ここからは「第一表・第二表」について詳しく解説していきます。
申告書「第一表」の変更箇所
第一表では、事業収入などの区分欄について、記入方法が微妙に変更されました(詳細は後述)。このほか、銀行口座の紐付けが簡単にできるようになりました。なお、修正申告の手続きも簡素化されています。
新様式の左上に「振替継続希望」欄が新設されています。これは引っ越し等で所轄税務署が変わったときに使用します。以前から銀行口座からの「振替納税」を利用しており、今後も利用したい場合はここに○をつけましょう。
新様式の右下にある「公金受取口座」とは、給付金や還付金を行政からスムーズに受け取るための口座のことです。この欄は、還付申告の
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