「もし自分だったら…」
当法人は、就労継続支援B型事業、放課後等デイサービス事業、共同生活援助(グループホーム)事業を展開している。事業を運営していくなかで、研修では外部の方をお招きしスタッフのスキルアップ、または意識向上を図っているのだが、そのなかで1番感銘を受けたのは、ある法人の理事長さんのお言葉。「もし自分が利用者だったら、行きたい場所なのか?」と。確かに。福祉事業は、どうしてもその事業の中に自分(=スタッフ)は「対象外」になってしまいがちだ。ウィンウィンの関係ではなく一方的なサービス提供に陥りがちでもある。だから「もし自分が利用者だったら…」という言葉は、とても本質をついている。もし自分が利用者だったら、通いたいところなのか?もし自分が利用者だったら、受けたいサービスになっているのか?利用者目線ではなく、自分目線に置き換えるのだ。「自分にとって楽しい居場所(=職場)になっているか?もし、そうでなければ自分が利用者だったら行きたいと思う場所やサービスにすればいい。」そうすれば、自分にとっても楽しい職場、事業所になるはずである。「もし自分だったら…」の言葉を聞いてからは、スタッフには、そう伝えている。意見の相違、人間関係、相性。人が集まれば集まるほど、複雑にはなる。ストレスも抱えるだろう。しかし、この事業の1番のミッションは「人に幸せを感じてもらうこと。」それは楽しい瞬間だったり、出来なかったことが出
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