日本において、そのはるか昔から文化と共に発展、進歩してきた「包み結び」。
日常生活のなかで発展し、ときには思いや心を「包み」、そして精神文化や芸術作品を生みだすほどに発展してきた「結び」。
そのルーツとはどのようなものなのだろうか?
昨今、目まぐるしい変化を遂げるIT時代をむかえ、その日本の伝統文化はすたれ、消えつつあるように見える。しかし一方で、七五三のお宮参りや合格祈願などにはいまもこの文化は連綿とつづいている。
それらの年中行事のルーツにスポットをあててみると、神道、仏教、陰陽[おんみょう]五行説などが混ざり合っているという。
ここでは、年中行事を「神道的なもの」「仏教的なもの」「陰陽五行的なもの」に分けて、包み結びとの関わりについて深掘りをしていく。
(※本稿は、額田巌『包み結びの歳時記』を一部再編集の上、紹介しています)
Source: 現代ビジネス
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