社歌なんて創っても、ビジネスは好転します。
2016年から継続している社歌コンテスト(以下、社歌コン)を通して出会った企業・人・知見を紹介する本連載。今回は、「今どき社歌なんて作って意味あるの?」「社歌コンって楽しそうだけど、ビジネスの役に立つの!?」といった疑問に答える形で、発起人である私が7年間で体感したことをまとめたいと思います。社歌というコンテンツをソリューションプロジェクトとして見てきた結論、「社歌は、ビジネスを好転させる起爆剤となりえます」。
【社歌コンテスト】
企業の社内外コミュニケーション活性化を企図した社歌動画日本一決定戦。ウェブの一般投票や審査員審査を経て、決勝進出12社を決定。決勝はリアルイベントのプレゼンテーションと動画上映で順位を決める。2016年にスタート。19年から日本経済新聞社主催のNIKKEI全国社歌コンテストとなる。
社歌コンテスト2023決勝進出12団体(左)と2022決勝戦の様子
社歌コン立ち上げの背景は、甲子園で経験した魂が震える実体験
社歌コンテストを創ったきっかけは、高校時代の原体験に遡ります。智辯和歌山高校の野球部に所属していた私は在学中に3回、メンバーとして2回甲子園を経験しました。実は同校の野球応援は、他校が演奏しない独自の応援曲で構成されています。さらに、全校応援という学校を挙げての後押しや、智辯の「C」の人文字も
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