米国ではこの1年でオンライン通販企業の株価が、株式市場全体の下落を上回る勢いで急落。投資家は、投資先に売上高の伸びだけではなく、利益も追求しています
過去10年間で最も成功したいくつかのオンライン通販企業は、ここ数年の間に株式を公開したものの、株価は2022年、大きな打撃を受けました。売上高は伸びているにもかかわらず、利益が伸びない企業に対して、投資家は警戒心を強めているようです。この傾向が、すでに上場している企業だけでなく、スタートアップのオンライン通販事業者にも影響を及ぼしています。
記事のポイント
この1年、オンライン通販企業の株価は、株式市場全体の下落を上回る勢いで急落
投資家は、売上高の伸びだけではなく、利益を追求
スタートアップのオンライン通販事業者にとって、上場している同業他社の業績が悪いと、ベンチャーキャピタルが新たなECビジネスに投資する可能性が低くなるという影響がある
私(『Digital Commerce 360』編集長)は、大企業をめざすオンライン小売事業者の将来の財務面は、楽観視できないと感じています。そして、そう感じているのは、私1人ではないようです。
コロナ禍後、消費が正常に戻るにつれ、オンラインのみで事業を展開する小売事業者は厳しい逆風にさらされていると見るアナリストもいます。消費者は実店舗に戻り、オンライン小売の成長は鈍
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