白色申告の個人事業主向けに、収支内訳書の変更点を解説します。2023年に行う「2022年分(令和4年分)の確定申告」からは、収支内訳書に新しい記入欄が追加されています。
収支内訳書の変更点
2022年分の確定申告(2023年2月16日~3月15日に行う確定申告)では、収支内訳書の様式が新しくなっています。この新様式では、1ページ目の冒頭部分に「営業等」と「雑(業務)」の選択欄が追加されています。
新設された選択欄では、「営業等」と「雑(業務)」のどちらか片方に◯を付けます。個人事業の確定申告では「営業等」にマルをしましょう。
営業等………事業所得に関する収支内訳書を作る場合に◯をする ←基本はこっち
雑(業務)……雑所得に関する収支内訳書を作る場合に◯をする
この欄では、「これは事業所得の申告に使う収支内訳書ですか?それとも雑所得の申告に使う収支内訳書ですか?」と問われているわけです。雑所得の申告に収支内訳書を使うのはレアケースなので、大抵は「営業等」を選択することになります。
雑所得の申告にも収支内訳書が必要なの?
今回の確定申告からは、雑所得についても収支内訳書を提出する場合がある
そもそも雑所得に該当する収入(副業収入など)がなければ関係ない
雑所得がある場合でも、必ず収支内訳書を提出するわけではない
令和4年分の確定申告から、一部の人は「業務に係る雑所得」の申告
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