猫専用のこたつを付録につけたみかんを大ヒットさせた立役者2人が、SNSでバズりを成功させた秘訣や、商品企画のアイディアを解説する。
猫向けの小さなこたつを付録にしたみかんが猫好きの消費者の心に刺さり、2018年から累計6000箱を販売している。この商品をネット通販で手がけるEC事業者nakatx (ナカタクス)は、鶏肉のECサイト「チキンナカタ」を主力で運営している。猫専用こたつ付きのみかんや、その関連商品は、主力商品とは別軸のカテゴリーとして訴求。新たな需要を獲得した。
SNSで話題を呼び、瞬く間に認知が拡大。販売しているみかん(猫専用こたつ付き)は、市場のみかんよりも倍以上の値付けにもかかわらず、人気を集めているという。
nakatx 取締役専務の中田直希氏と、中田氏と二人三脚で猫専用こたつ付きみかんの企画・販売を手がけた岡田商会の常務取締役・岡山耕二郎氏が、猫好きの潜在需要を掘り起こしたアイディアの着想や、SNSでの「バズり」を引き起こした秘訣(ひけつ)を語る。
「ミカン箱の価格は倍以上。猫好きに受け入れていただいた」
――猫専用こたつ付きのミカンと、これまでの販売実績を教えてください。
中田氏:猫専用こたつ付きのみかん5キロ入りは税込5628円、3キロ入りは同4122円で販売しています。販路は自社ECサイトと「楽天市場」店です。商品名は「猫と、こたつと、
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