1756 『ピーター・ティール』
◇1756 『ピーター・ティール-世界を手にした「反逆の起業家」の野望』 >トーマス・ラッポルト/飛鳥新社イーロン・マスクの評伝に登場した人物。どこかで聞いた名前だと思っていたら、『ゼロ・トゥ・ワン』の著者だった。スタートアップ企業の極意を書いた本。残念ながら、あまり印象に残っていないのは、読んだ当時から、ベンチャーという形態にあまり興味を持てなくなってしまっていたからかもしれない。本書でも、ティールの先見性・戦略眼など、ベンチャー企業にとって必要不可欠な能力が開陳されており、これから起業を目指す人にとっては必読の書とも言えるかもしれない。しかしながら、ある程度の規模の企業で働いている私にとっては、興味深くはあるものの、仕事に直結する部分が少ないかなと感じてしまった。まぁ仕事のためだけに読むのが読書ではないのだが。ちなみに本書に登場する、ベン・ホロウィッツという人物は、『HARD THINGS』という本を書いた人。こちらの本も読んではいるが、あまり印象に残っていない。私と起業系の著書とは相性がよくないのかもしれない。本書で一番印象的だったのは、テクノロジーの力でテロと戦うという志のもとに創業されたパランティアという企業。データマイニングにより、テロ犯罪の抑止を行う企業である。更に記憶に残ったのは、そのCEOにティールの学生時代の友人であるアレックス・カープという人物を選んだこと。カ
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