18世紀にイギリスで起きた産業革命は、それまでの世界を一変させたというイメージを一般的に持たれている。蒸気機関が動力源として本格的に利用されるようになり、その名の通り産業に「革命」が起きたと考えられがちである。しかし、近年の経済史の研究では産業革命の革命性に疑問符を投げかけるものがあるようである。特に産業革命と定義される期間(1760年~1830年)におけるGDPの成長率は大したものではなかったそうだ。具体的に言うと上記の期間のイギリスのGDPの比は2.5倍だそうだ。1760年から1830年までの約70年間で2.5倍に成長したのだから、平均で年率約+1.3%の成長となる。(2.5の70乗根を計算すると1.0131…となる)確かに70年間も成長を続けた安定性は一瞥に値するが、年率+1.3%という数字は「革命」とまでは言えないのではないか。ちなみに日本の高度経済成長期(1955年~1973年)の成長率は平均で年率+10%以上であり、近年(1980年後半から2010年まで)の中国の成長も数字で見ると年率+10%越えは非常に多い。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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数字で見る産業革命
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