GAFAの光と影、そして日本ITの勝機は?
景気循環を跳ね返す強靭さと成長力があった米国IT(情報技術)産業。そのIT企業群の、実に8万人を超える人員削減が進んでいます。GAFAMはもとより、ツイッター、ネットフリックス、ショッピファイ、ペロトン・インタラクティブ、スナップ、コンパスなども次々にリストラ策を打ち出しています。「GAFA」の売上高の伸び率を07年を起点に21年を表してみると、以下の通りになります。アルファベット 21.6%アップル 21.5%メタ 60.7%アマゾン 28.0%一方、22年高見通しを対21年実績と比べるとアルファベット 10.1%増加アマゾン 8.8%増加メタ 1.6%減少アップル 7.8%増加(9月決算実績)上記4社に共通して言えるのは、縦軸売上高・横軸年のグラフにしてみると、21年までは成長曲線を描き、22年は傾きが緩くなる、いわゆるS字カーブを描いていると言います。例外として、マイクロソフトは6月決算のため、22年は18.0%の増収でした。同社は構造改革が功を奏し、クラウドサービスが成長を引っ張り出し、売上高の半分を超えたということです。『クラウドの成長は企業に由来するIoT(モノのインターネット)データなどが増えた結果だ』BtoC(消費者向け)データから、IoT(モノのインターネット)データに移行し、構造が変化したということになります。個人から企業へ、ということだと思います。さらに以下の
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