市場概況 11 月の株式市場は、すべての主要平均株価が上昇し、好調なうちに終了しました。(S&P500指数:5.4%、Nasdaq:4.4%、DOW:5.7%上昇) 月の終わりの伸びを後押ししたのは、11月30日に行われたパウエルFRB議長のコメントでした。FRBは、利上げペースを減速させる可能性が高いことを明らかにしました。ただ、FRBが利上げを緩めることを検討しているという「ニュース」はポジティブですが、「インフレに真の進展の兆しが現れる」までは利上げに踏み切ることを改めて強調してもいます。 パウエル議長はFRBがどこで利上げを終了するかについての見解は示しませんでしたが、インフレが根絶されるまでFF金利は高止まりすると見るべきであると繰り返しています。労働市場の逼迫と賃金上昇の圧力を考慮すると、そのためには単に金利を上げるだけでは不十分なもみえます。12月2日に発表された11月の雇用統計は、雇用者数、賃金上昇率ともに予想を上回りました。さらに、10月のPCE価格指数(6.0%)に対するニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁のコメントがあり、インフレ率をFRBの目標値である2%まで下げるには「数年」かかりそうだと述べ、「私の希望は、2025年までに2%のインフレ目標に到達することだ」と付け加えています。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
コメント