書評 129 「小売の未来」

米国の小売コンサルによる２０２１年の著書。原題をそのまま訳すと「未来」よりも「復活」や「再生」が正しく、内容もその様になっている。１０年来言われてきた小売業の変革がコロナ禍で加速している。その中でどうするか。アマゾンやアリババといった巨人がコロナ禍で益々強みを発揮する中、どうやって小売事業が生き残るか。ネット販売の比重増加は不可避。それでも実店舗が生き残る道はあり、むしろ実店舗だからこその価値があると言う。マーケティングやショップブランディングなどの経験があるなら、全く新しい話は無いだろう。ただコンサルらしく、わかりやすくて説得力のある展開になっており、箇条書き型の章立てが、頭に入りやすい。また、個々の項目の説明に実例を豊富に挙げていることも、解りやすさを助けている。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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