後継者が現場で死ぬほど働いても人望は高まらない後継者の年齡にもよりますが、会社に入るとまずは5~10年間にわたって下積みや役員を経験していくことになります。そして30代半ばから40代で承継するというのが大まかな世代交代までのタイムスケジュールとなります。 その間、「とにかく現場へ行け」と営業や製造、企画などさまざまな現場を経験するよう後継者は言われることになります。 理由は2つあって、1つは自分の会社の仕事を覚えること。金融業界から製造業やIT業界からサービス業など、畑違いの仕事をしてきた後継者に対して、イチから仕事を学ぶには現場を経験することが何よりだからと考えるためです。 もう1つは、多くの従業員と触れ合うことによって、人望を高めたいと考えているからです。現場で他の従業員以上に一生懸命働いて、単に社長の息子だから将来引き継ぐのではなく、一人の人間として頑張っているから社長になるんだと。この人が社長になったら応援してあげようと思えるような関係性を作らせることが目的です。最初から役員室にいたりパソコンのキーボードを叩いたりしているだけでは、身につけることのできない現場経験と人間関係を構築するわけです。 どうでしょう? 一見いい話のように思えるかもしれません。しかし私は、この考えは必ずしも正解とは言えない気がしています。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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