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マクロ➀

復習。 マクロ経済学において、ある国の経済的な行動を統計的に測る指数が国民経済計算である。これは、一定期間に国全体でどれだけの生産活動がされたかで経済力をとらえることができる。国民経済計算では、財の生産量やサービースの供給量にそれぞれの価格を掛けて集計している。 しかし、こうして集計された生産活動は、実は国全体の生産額としては適切ではない。というのは、各財、サービスの中には原材料として使用された他の生産物が重複している可能性があるからである。たとえば、今期に生産されたiPhone14を考えてみた場合、販売価格のなかに部品の価格が含まれているはずである。しかし、その部品自体は製造メーカーに販売したときに、部品製造メーカーの生産としてすでに計上されている。このため、単純にすべての生産額を合計した場合には、iPhone14の部品の生産は部品製造メーカーとiPhone製造メーカーの両方の生産額に含まれ、二重計算が発生してしまう。 ある国の生産活動の成果を二重計算するこたなく測定するためには、どのようにする必要があるのだろうか。その解決策は、生産物の価値である粗付加価値のみを合計する方法である。粗付加価値は、各財やサービスの生産額から原材料等の中間生産物の投入額を取り除いた形で定義されるので、それのみを合計すれば、二重計算問題は解決することができる。 ある期間中に生産されたすべての財・サービ

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