ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント④:「会計」とマネジメントの繋がりとは?
読書ノート(24日目)さて今日もこちらの本からピックアップしていきます。今日は会計とマネジメントの繋がりについてです。会計と言っても、マネジメントよりの管理会計もあればいわゆる財務三表の財務会計とありますが、そのいずれもマネジメントとは根っこの部分では繋がっていることを、ドラッカースクールでは教わるようです。・利益は会社の目的ではなく、成功の尺度であり条件である・ドラッカーは管理会計の重要性を以前から唱えているが マネジメントとして着眼すべきは利益の大小や有無よりも 「どの事業、どの案件が健全な利益を上げているか」 「その利益は今後も永続性・発展性があるか」としている・財務会計、管理会計、組織マネジメントは一見すると異なる3科目だが 根っこの部分では深くつながっている。・財務会計では、数字の背後にある会社の価値観、ビジョン、 戦略、風土・体質を読み取る事が求められる。・実際の講義では、「なぜ、この経営者はこう考えたのか? 会計的な視点と、マネジメントの視点双方から答えよ」と問われる。・「アニュアルレポート、新聞記事を読み、会社の数字から仮説をもち、 さらにその数字の裏にある考え方を探る事ができる情報ソースに 懸命に目を通す。そうすれば、この会社がどういうスタンスで経営が されているか、今後の成長・発展に可能性があるかどうか見えてくる」 (ドラッカー・スクール マーク・マスード教授)
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