1790 『サブスクリプション』
◇1790 『サブスクリプション-「顧客の成功」が主駅を生む新時代のビジネスモデル』 >ティエン・ツォ/ダイヤモンド社ビジネスモデル系の本は好きな分野であり、書店で見つけて衝動買い。「ファイナンス」部門向けに、わざわざ章が割かれていたので、特にその部分に興味を持って読み始めた。サブスクリプションというのは、英語で書くと Subscribed が原題で、「定期購読の」という意味。TOEICの単語集でなかなか覚えられなかったものだ。簡単な例で言うと、ネットフリックスやスポティファイのように、定額を支払うことで見放題、聞き放題といったサービスを受けられるようなビジネスモデルのこと。まさに定期購読、定額購読である。これは、使った分だけ代金を徴収することができる課金ビジネスとも少し異なり、あくまでも一定額を継続的に徴収する方式。これにより、企業側は安定的な収入を見込むことができる。興味深かったのは、このビジネスモデルをファイナンスの側面から検証した箇所。従来のPLに替えて「年間定期収益の成長を把握する公式」を導入し、過去の実績ではなく、将来予想的なPLの導入を実施したとのこと。確かに顧客数と定額のサービス代金を掛け合わせることで、将来の予想が簡単にできる。しかも、顧客が解約することを想定してチャーン(Churn:解約)も計算式には加味しており、実現性のない薔薇色の計画になることを回避してもい
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