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ロジックモデルと成果指標について(2)

 前回の投稿「ロジックモデルと成果指標について(1)」では、インプット、アクティビティ(事業活動)、アウトプット、アウトカムから構成されるロジックモデルについて紹介しました。それぞれの概念について改めて説明します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ インプットとは、事業活動を行うために使う資源(ヒト・モノ・カネ)のことで、アクティビティとは、モノ・サービスを提供するために行う諸活動を示します。そして、アウトプットは事業活動によって提供されるモノ・サービスを示します。一方、アウトカムは事業活動を通じて生み出すことを目的としている変化・効果を示します。特にアウトプットとアウトカムは間違えやすい概念であり、それぞれの相違を理解する必要があります。 アウトプットはインプットと相関する概念であり、インプットの数量を増やせば、アウトプットの数量も増えるはずです。逆に、インプットの数量を減らせば、アウトプットの数量も減るのが必然です。一方、アウトカムはアウトプットと相関してはいるものの、アウトプットの数量を増やせば、それだけアウトカムも増えるといった単純な関係ではありません。アウトカムの発現には外部要因がかなり影響するからです。アウトプットを受け取る人々やその地域社会等に変化が現れるには、社会面、環境面で様々な要素が関わってきます。 つまり、アウトプットの数量は

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