中小企業オーナー経営者の役員報酬の考え方
こんにちは、マネーライフプランニングの小屋です。 日頃、中小企業のオーナー経営者さんの「お金」の相談を受けていると、よくある悩みというのが見えてきます。 今日は特に相談の多い役員報酬の設定について取り上げたいと思います。●役員報酬の設定について オーナー経営者である方々は、ご自身の役員報酬を自分で決めてもちろん構わないわけですが、「いくらに設定するのが妥当なのか?」という事について悩んでいます。 多くの方は、顧問の税理士さんに相談したりするのだと思いますが、税理士も経営者のプライベート(家庭)でのお金の支出や管理などには触れていないために、適切な家計の収入というものについてはあまりアドバイスができません。 FPである、私から見ると役員報酬は・家計の支出をカバーできるような設定である・個人に資産を残すのと法人に資産を残すのがどちらが良いか考える・経営スタイルという3点から検討とアドバイスをします。1)家計の支出をカバーできる設定である 経営者と言えども、家庭においては個人ですので、家計の収入として不足するようでは困ります。 そこで、生活費、住居費、教育費など一個人としての家計の支出を算出し、少なくとも家計支出はカバーできるレベルがどの程度の収入であるかを検討します。 家計の支出レベルは、各人それぞれなので数百万円で足りる人もいれば、数千万円もらっても不足する人まで幅広く存在します。
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