国際ロボット連盟、中国の2021年産業用ロボット市場速報値を発表、設置台数は44%増

2022年9月20日、国際ロボット連盟（International Federation of Robotics（IFR）、本部ドイツ）は、2021年の中国市場の産業用ロボットの設置台数は243,300台で、前年比44％増という新記録を達成したと発表した。 IFR会長マリナ・ビル（Marina Bill）氏は、中国ロボット市場のこの1年の成長はあらゆる分野で力強く、中でも電気・電子部門（設置台数81,600台、30%増）、自動車産業（同50,700台、89%増）が注目に値するが、この10年でロボット密度（従業員1万人当たりのロボット稼働台数）が15台から世界第9位の246台に急拡大したことが示すように、中国にはまだ高い成長の可能性があると述べた。 中国では高齢化による労働力不足が進む中、工業情報化部（MIIT）は2022年初頭に、世界のロボット技術と産業における中国の主導的地位の確立を目指す「ロボット産業5カ年計画」を発表。同年6月に人力資源社会保障部が発表した雇用と起業を促す18の職種の中には、ロボットの制御アルゴリズムやオペレーティングシステムの研究開発、デジタルシミュレーションなどのロボット工学技術者が含まれているとのこと。 出典：2022年9月20日付　IFR Press Release（英語）https://ifr.org/ifr-press-releases/news/

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