【記事の要約】日産自動車は、生産・研究開発施設(サンクトペテルブルク)と販売・マーケティングセンター(モスクワ)をロシア国営の自動車研究機関「NAMI」に1ユーロで譲渡する予定だ。日産は、ロシア市場からの撤退に伴う損失費用として約1千億円を計上する。ロシア事業の停止を前提として見通しに織り込み済みであり、精査した上で今年度の第2四半期の決算発表時に通知する。【私の考え】自動車会社は部品不足により、ロシアで操業を続けることが難しく、多くの海外企業が撤退を表明した。今後も、改善する見通しは全くないため、赤字が拡大する前に譲渡先を見つけたかったのだと考えられる。サハリン2のように事業を継続できるビジネスもあるが、ロシア国内では頻繁に部品不足による脱線事故やパイプラインの不備が起きている。自動車に限らず、インフラが崩れるに伴い、ロシアで事業を継続するには多くの障壁が発生するため、国営の研究機関に譲渡される事例は今後も増えると考えた。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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