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トヨタ産業技術記念館──未来へ伝える「研究と創造の精神」

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企業ミュージアムは、「ミュージアム」というアカデミックな領域と「企業」というビジネス領域の両方にまたがるバッファーゾーンにある。そして運営を担う企業の広報、ブランディング、宣伝、人事などと多様に連携する組織である。本連載では、企業が手掛けるさまざまなミュージアムをPRのプロフェッショナルが紹介し、その役割や機能、可能性について紹介していく。


バーチャルなミュージアムが増えているが、リアルな体験に勝るものはない、それを実感させられるのがトヨタ産業技術記念館である。「人が説明して、実際に動かす」動態展示にこだわる繊維機械館では、その迫力に見学者は圧倒される。自動車館での金属加工など製造工程の実演も見どころの一つだ。本稿では、海外からも多くの訪問者を引きつけるトヨタ産業技術記念館とその果たす役割について考察したい。

取材と文:国田智子(電通PRコンサルティング)

はじめに

トヨタグループでは、現在国内で五つの文化・展示施設を運営している。その中でトヨタグループ17社が共同で運営し、最も規模が大きい施設がトヨタ産業技術記念館である。トヨタグループの始祖豊田佐吉(1867-1930年)の長男で、自動車事業を興した豊田喜一郎(1894-1952年)の生誕100年を記念して、1994年6月に設立された(当時はグループ13社での共同設立)。1911年

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