「私が考案した経済学エントロピーの定義式とそれを用いた経済的考察〜熱力学の経済有用性に関する考察~」
私は、この様に思います。物理変化や物理的な反応というのは可逆性が確認されています。それに反して、化学変化や化学反応においては可逆性が確認できない場合が多々あります。つまり、熱力学エントロピーという概念において、必ず、エントロピーが増大するのは、化学的な反応や化学的な変化に限られると考えられます。 そして、経済において、この化学反応や化学変化に該当するのは、物やサービスの生産にあたると考えられます。それを販売という取引を通して、経済においては、流通させているのです。つまり、経済においては、お金の流れと、物やサービスの販売という流れは、相反する流れを作り出しています。それが、経済における可逆性であると考えられます。つまり、交換という取引が、経済における可逆性だと言えると思うのです。 また、人々の労働も、お金に変えることができます。この場合も、人々の労働とお金を交換する事で、取引が成立する場合です。しかし、この交換の場合は、可逆性があるとは決して言えません。 つまり、経済の中にも、実際には、可逆性がある場合と可逆性がない場合の2種類の取引形態があると考えられます。 つまり、人々の労働という行為には、可逆性が認められないのですから、その場合のエントロピーは常に増大していると言えると思います。また、物やサービスの生産という行為にも、可逆性は認められないため、エントロピーは常に増大すると言え
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