米国市場：9/26週の振返りと10/3週の予定

市場概況9月最終週は、米国主要株価指数が６月の今年の最安値を更新して終了しました。元も９月は、米国の新学期ということもありレイバーデイ明けからは注意が必要で、９月はアノマリー的に値下がりがしやすい時期でもあります。これは、新学期の始まりには経済指標や企業の最新情報が改めて注目され精査されるため、そのせいと考えています。今年も例年同様いろいろな諸問題がクローズアップされてきました。サプライチェーンの問題、ドル高の再燃、インフレの継続、FRB金利引上げの動きがありました。　これ以外に、先週に発表されたナイキ（NKE）とマイクロン（MU）が発表したネガティブガイダンスがあります。マイクロンは今期、EPSをコンセンサス0.72ドルに対し(0.06)-0.14ドル、売上を予想56.8億ドルに対し40-45億ドルと、下方修正ガイダンスを発表しました。マイクロンは、消費者需要の急速な減退と、すべてのエンドマーケットにおける顧客の大幅な在庫調整が業績に影響を及ぼしたことを明らかにしています。このため、同社は「ウエハー製造装置の設備投資を昨年比で50％近く削減するなど、供給拡大を抑えるための断固たる措置をとる」と発表し、ラムリサーチやアプライドマテリアルズなどの半導体製造装置メーカーに打撃を与える可能性が高いです。ナイキもまた8月期の決算で予想を上回ったものの、前四半期に23％増加した在庫が前年同期

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