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4_0929_大島_研究書評

       格差の社会学入門 学歴と階層から考える                              平沢和司 ①序章格差を研究する上で重要な概念を復習でき、学歴と機会の不平等の関係を見ることができるため選択した。結果と機会の平等や所得の格差、貧困や非正規雇用などについて書かれている。基本的なことを重視している分、新しい視点や筆者独自の論説はあまりない。 ②本論第1章では結果と機会の不平等について書かれている。結果の不平等とは社会的に望ましいとされる財が不平等に分布していることである。機会の不平等とは社会的に望ましいとされる財を獲得する機会が人によって異なる状況である。格差を論じる上で階層も重要な概念である。社会的諸資源を同じぐらい保有している人の集合体を階層という。その個人が生まれ落ちた家族が所有している階層を出身階層、子どもが成長し働きはじめた後に所属する階層を到達階層という。初職(最後に通った学校を卒業した後はじめて就いた職業)や現職(調査した時点での職業)を職業達成という。職業達成や教育達成は格差を論じる上でよく使われる。最終的に受けた学校段階の違いと、同じ段階での卒業した学校の違いを教育達成という。第2章では所得の格差について書かれている。所得の格差を表す指標はいくつかある。世帯を所得の低い順に並べて全世帯を5等分したときにもっとも低い20%の階級を第1五分位、

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