昔お世話になった会社の子会社に不動産会社がありました。不動産バブルを知っている従業員から聞いた話です。郊外の私鉄駅周辺に、戸建て住宅団地をつくります。現場責任者は工事に必要なハンマーや釘など全て新品を買い入れます。工事が終わると、工具はすべて現場の裁量で処分となりました。これは、現場監督のお約束の手口で会社はそれ以上に儲けを出しているので不問です。先週から、今住んでいる集合住宅の外壁補修の工事が始まりました。上述の話しとはずいぶん様子が違うようです。敷地内の仮設工事事務所はすべて使い回しで、新品はありません。そして居住者向けに、工事の進捗を毎日各階のエレベータホールに掲示していますが、この貼り紙がホワイトボードの薄手のモノで、前日の内容を修正・加筆してこれもまた使い回ししています。もちろん、足場もレンタルで、最短の工期で済ませることで経費を抑えていることでしょう。おそらく、工事施行業者が、見積もり時に利幅を薄くして受注したために、経費を抑え工期が遅れないように注力して、赤字にならないようにしているからでしょう。ベストエフォートの見積額だとすると、工事が進むにつれて工期が遅れ経費は膨らんでくるはずです。現場への締め付けが行き過ぎるとかつての杭打ち不正工事のような不祥事を招きます。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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金言731:ベストエフォートの見積額
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