どの産業にも成長期と衰退期があります。規模が大きくなればなるほど、その市場の大きさに限界があるため、市場の成長率は鈍化していきます。そこで事業を行う企業もその影響を受けます。売上高も利益も成長率が鈍化していきます。市場が成熟すると企業間の競争は激化し、寡占か独占になるまで利益の減少が続きます。また技術革新が起これば、その市場そのものが無くなることさえも起こります。企業戦略として高い成長の産業を次々と取り込むことが出来れば、高い利益成長を継続できることになります。しかしこれに成功した企業はほぼありません。多くの企業で一度、儲かるビジネスを見つけるとその事業は留まっています。トヨタ自動車は織機事業から始まりましたが、現在も自動車会社のままです。ファナックは富士通からスピンアウトしましたが、ロボット会社のままです。任天堂は花札から始まりましたが、ゲーム会社のままです。これら優良企業でさえ時間が経てばその利益の成長性は鈍化し、失われていきます。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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