畑と宇宙と食卓と。衛星データとテレビ広告の連動による需給連携の最適化 (一緒にやってくれるメンバー募集中)
昨晩あなたが食べた回鍋肉がとてもおいしかったのは、そこに宇宙が関係しているからかもしれません。一昨日あなたの畑で収穫したキャベツが遠く離れた町でよく売れたのは、そこにAIが介在しているからかもしれません。そんな雲をつかむような話を、電通九州で宇宙ビジネスに関わる山本圭さんがわかりやすく解説します。キーワードは「需給連携」。
みんなにメリットをもたらす「需給連携」とは?
とある日の夕方。とある町のスーパー。野菜売り場のいちばん目立つ場所に大量に陳列されたキャベツにAさんの目は止まる。形もいい。色もいい。価格も安い。「おっ、今はキャベツが旬なんだ……」と1玉手に取ったそのとき、昨日テレビで何度か見た回鍋肉のもとのCMを思い出す。「そうだ、今夜は回鍋肉にしよう」と心の中でAさんはつぶやく……。
その日、キャベツが旬を迎えていたのも、その日、野菜売り場のいちばん目立つ場所にキャベツが陳列されていたのも、その前日、Aさんが何度となく回鍋肉のもとのCMを目にしたのも、偶然じゃないと言ったら、あなたは驚きますか?
でも、こうしたことが、今、現実になりつつあるのです。
キャベツは、収穫時期によって「春キャベツ」「夏秋キャベツ」「冬キャベツ(寒玉)」に分けられ、一年のうちに何度か最旬期を
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