「共通言語」をつくる
ソーシャルアクションを色々と行なっていると、結構目の当たりにするのは「福祉のことって本当に知られていない」ということです。 婚活支援をしてみると、「確かに。障がいがあったって恋愛や結婚をしたいと思うのは当たり前だよね。考えた事がなかった」という声を聞きます。障がい者の性について取り組みをしていると「障がいのある方にだって性欲があるなんて当たり前のこと、忘れてた」という声を聞きます。 それだけじゃなくて、作業の依頼なんかを受けるようになってみると、「気にはなっていたんだけど、どこに声をかけたらいいか分からなかった」とか、思いのほか企業さんも障がいのある方の社会参加についての間口を作ろうとしていることを僕らが思い知らされたり。 それだけじゃなくて、同じ福祉界隈であっても、例えば僕ら事業者と当事者、もしくはその家族は同じ課題に向き合っているはずなんですが、持っている情報も違えば、持っている認識すら違っていることが少なくありません。 つまり、例えば「障がい者の社会参加」という話題をとってみても、例えば福祉制度の事業者の中で考えているものと、当事者や家族が願っているビジョンと、実際の社会資源がとらえているものと全然違っていたりする、という事です。 話題は同じなのかもしれませんが、それぞれが持っている情報の差もあれば、それぞれが思い描いているものも違う、そしてそれぞれにとっての実現
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