最近、日本のメディアでも取り上げられることの多いESGについて。実は私はESGには長く、深く関わってきた。海外に飛び、こちらに詳細に書くことはかなわないが国際機関のいわゆる"エグゼクティブ"ともこの問題について議論してきた。ESGについては日本で扱われるようになった初期の段階から関わっており非常に思い入れがあるし、だからこそ、反省もしている。関わり始めた当初は「利益至上主義で環境汚染なども顧みなかった国際社会が、やっと見逃されてきた問題を見つめるようになってきた」と純粋に「良かった」と思い、そんな仕事に関わるようになったことを「ラッキー」と思っていた。その時のことを振り返ると、何と無知で浅はかだったのだろうと恥ずかしくなる。確かにラッキーではあった。これまで会う機会のなかった人たちと話す機会に恵まれた。この問題を通じて「世の中の本質とは何だろう」ということに対し奥行きを持って考える機会をもらった。そのこと自体には深く感謝をしている。しかし、徐々に「ESGは何かがおかしい」と感じるようになった。そのトリガーになる出来事はいくつかあった(いわゆる、レッド・フラグというものだ)。この「出来事」についても機会を見つけて書こうと思う。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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