コンセプトの決定の決め手がそのユーザーの真実を知ることにあるというのがいままでの結論であった。つまり、ブランドとはユーザーの心のなかで生まれ、そこから育っていくのである。 したがって、ブランドの真実とはそれを支持しているユーザーの真実でもあるのだ。ブランド学の泰斗デイビット・アーカー教授はブランドたる条件を認知、知覚品質、連想、ロイヤリティーの4つに分解しそれぞれを考察することによりブランドの真実を見極めようとした。かれはそれをブランドエクィティーとして、それが経済的な価値をもつものであるとした。それ以前にブランドの価値を金額換算する手法が編み出されていたので、機に敏なるアーカー教授なら、かれを大家たらしめたヒントをそこに見出したと思える。ブランドはかれを一介のマーケティング学者から、その道の専門家にしたようだ。かれはそれまでごく普通の戦略書やマーケティングの本を書いていたからだ。ただ、やはり優れた学者なのだろう、ブランドを要素還元的に4つに分解してそこから、ブランド学の体系を構築した腕前は見事である。分かっていてもできるものではない。ケーラー教授のアプローチはコトラーのマーケティング学の後追いであり、そこに独自な展開は何もない。ただ、その仕事は価値あるものだ。余談になるがコトラーは自分の後継者としてかれに白羽の矢を立てたようである。続きをみる
Source: Note 起業ニュ
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コンセプトの方法序説-決定する・3
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