マーケットプレイスでビジネスを行う際、メリットデメリットもあります。一方で、米国ではマーケットプレイスで販売する小売事業者は、そうでない小売事業者に比べて、総合的にEC売上が高い伸びを示しているというデータもあります
小売事業者がマーケットプレイスでビジネスを行う際、慎重になるべき要素もあります。米国最大のディスカウント小売および産業用パッケージ供給会社「Paper Mart」のアリソン・マクガイア氏(マーケティング担当副社長)は、Amazonのマーケットプレイスと距離を空けています。
Amazonから撤退した理由
その① 高い手数料
マクガイア氏は最近、Amazonでの商品販売をやめることにしました。その理由はさまざまだと言います。まず、Amazonのフルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)の高い手数料が問題でした。
FBAプログラムは手数料が高くて大変でした。Amazonは取引のたびにさらに2ドルを請求します。それがどんどん膨らんで、ある時点で"いい加減にして欲しい"という感じになりました。(マクガイア氏)
さらに、Amazonのマーケットプレイス出品者向け規制は、Paper Martのスタッフに負担を強いていました。
FBAでは、すべての商品に異なるラベルを貼る必要があります。すべてのラベルを貼り直し、ダッシュボードで注文を入力し、すべての
コメント