長いことお店なんかをやっていると、こんな路地裏のカフェにまで売り込みの電話が来て「うるさいなあ」と思ったりするけど、自分自身も営業を生業としてきた。営業マン時代に大変お世話になった専門学校の広報部長は、「本当に素晴らしい学校になれば広告はいらないだろう。その素晴らしさとは、学校の場合は教育内容のことだろう。だから教育内容に、まだ不十分なところがあるから広告に頼っているわけだが、いったい何を広告に書けというのだね?」とおっしゃった。単なる断り文句だったのだろうが、何か大事なことを言われたような気がして、返答に詰まって、考え込んで、それってこれのことだよな、と思い出したのがドラッカーだった。企業の目的の定義はひとつしかない。イノベーションとマーケティングで顧客を創造することだ。 - 中略 - マーケティングとは、買わないことを選択できる第三者に、喜んで自らの購買力と交換してくれるものを提供する活動のことである。 マーケティングの狙いは、顧客というものをよく知って理解し、製品が顧客にぴったりと合って、ひとりでに売れてしまうようにすることだ。ピーター・ドラッカー『マネジメント』続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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