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個々の市民や消費者に向けて

役所も会社もおそらくは事業毎に縦割りでものごとは動いているので、その事業に関する業務システムもほぼ縦割りで構築されているだろう。ものごとっていうのは、本来個々の市民や消費者に向けて、彼らのニーズに沿って個に収斂されなくてはいけないのだが、システムや情報の持ち方が縦割りでバラバラになっているので、それができない。市民や消費者は、自分に関する情報を集約して見たいのだが、それができず、自分の意向に沿って様々なサービスをコントロールできていない。30年以上前から、個々の情報を集約した窓口的なサイトの必要性が提案されているけど、縦割りの壁でそれができない。業務毎には、市民や消費者とのコンタクトの部分だけ多少便利で手間を省くような仕組みが提案されているけど、そこはDXの本質的な課題部分じゃない。まあ、マイナンバーカードっていうものもその辺の話だ。業務システムレベルに及ばないようなものは電子申請なんて言ってはいけない。小賢しい見栄えや認証の改善ではなく、情報の横断性を個々において確保、実現すれば、DXは8割方終わったようなものだ。今必要なものはそんな横軸の調整に精を出すデジタル統括部門の真のリーダーシップだ。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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